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◇納 経
「経を納める」と書く文字のとおり経文を書き写した写経を
 寺社に納める事を意味します。
◇納経所は
 これも文字のとおりに納経する所という意味ですから、
 まさしく写経を奉納する所です。
◇納経料
 納経した写経を供養していただく為のお布施です。
◇納経帳 納経軸
 納経した証しに各札所のご宝印を頂戴する帳面、掛軸という意味です。 

 さて、この納経の有り難さは1枚の写経に思いを託して札所に奉納すれば、いま現在奉納されている納経料というお布施の金額を以て各札所で、写経に書いたそれぞれの祈りをご祈祷供養して頂けるということです。
 この意味を理解していただくと、お布施に高価または廉価というような表現をすることは適しませんが、敢えて表現することを許して頂くとして言いますと、先祖供養や家内安全、病気平癒、その他のお願いをご祈祷供養していただくお布施が300円なのですから、廉価なお布施といえるでしょう。
さらにはまた、写経奉納の証しとしての各札所のご宝印を授けて頂き、寺名の揮毫までして頂けるのですから、なんて有り難い事なのでしょう。
ですからこの意味をしっかりと理解して奉納される巡礼者は感謝の心に満たされて写経を奉納されます。
 ただこの意味を知らないで納経所で奉納する納経料を印を押して寺名を揮毫してもらう為の代金と思っている人が多いのも事実です。代金という感覚ですと応分の対価を支払っているという感覚になるでしょうから、巡礼写経奉納者ほどの感謝一杯の心に満たされるという事はないのではと思われます。こような人達は本当の有り難さを知らないままに巡礼を終わってしまう訳で本当に残念でかつ勿体ない事と思います。
 なお最後に写経奉納について補足説明をしておきますと、先にも申しましたように納経所というのはその文字のとおりに写経奉納の受付窓口という意味ですから、本来はその窓口で写経を受納するのが原則なのですが、受付窓口が集印揮毫で混雑することもあるので便宜上本堂に納経箱を設置している寺社もあります。この場合はその箱に入れて下さい。
 昨今の写経用紙はお手本を下に敷いて上からなぞり書きするようになっていて誰でも簡単に書けます。どうか皆様には、毛筆硬筆の区別なく、また上手下手に関係ないですから、真の納経の有り難さを体験してください。
(当方でも写経用紙を販売しています) 

 
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